「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」(2024/3/23~/6/9 SOMPO美術館で開催)に行ってきました!
目次
全体的な感想
北欧の雰囲気が十分に味わえる展覧会でした。北欧の絵画がテーマの展覧会は珍しいと思うので、今回見に行けて良かったです!
写実的な絵も、抽象的な絵も、ファンタジックな絵も目白押しで、見ていて楽しかったです。
本展覧会は、一部撮影可能でした☺️
※キャプションに説明があるものとない写真がございます。説明付きのものは個人的に好きな作品です。
見どころ
風景画
北欧では、19世紀から20世紀にかけて写実主義の絵画が流行したみたいです。時代が下るにつれ、抽象的な絵画が主流となったようです。(北欧だけでなく、世界的に絵画のスタイルの流行は「写実→抽象」ですが…)
写実主義の北欧風景画で個人的にお気に入りだったのは、こちら!
水の流れがリアルですよね~!見ているだけで涼みます☺️
抽象的な絵画で印象深かったのは、こちらです!ムンクが描いた絵だそうです。
北欧と聞いて真っ先にイメージするような絵ですよね。
神話、民謡
北欧に伝わる神話や民謡は、北欧の画家にとって人気なジャンルの1つだったそうです。
上手く言語化できませんが、下の絵は「北欧のお話っぽい」色合いですよね。
「三びきのやぎのがらがらどん」は北欧のお話だそうですが、何となく色合いと絵柄が「三びきのやぎのがらがらどん」の絵本の挿絵みたいだなと思いました。
<アスケラッドと黄金の鳥>は、本展覧会で1番好きだなと思った作品です!ディズニーシーのロストリバーデルタにありそうな絵だな~と思いました。
トロルの存在
トロルは北欧で信じられている存在で、「目に見えないもの」なんだそうです。森に住んでいるらしく、何かあるとトロルの仕業だと昔の北欧の人は言ったようです。
本展覧会で初めて知りました。
トロル(トロール)って北欧由来なんですね。
北欧を舞台にした作品(ムーミントロール、アナ雪のトロールetc)でトロールのキャラクターが登場するのはそのためなんですね。
本展覧会のポスターにも選ばれている下の絵は、<トロルのシラミ取りをする姫>というタイトルらしいです。このトロルは、ムーミンのご先祖さまみたいにモフモフですね。体の大きさはムーミンのご先祖さまの倍以上ですが…
先ほどの<アスケラッドと黄金の鳥>と同じ、テオドール・キッテルセンの絵ですね。
本展覧会で初めて聞いたお名前ですが、テオドール・キッテルセンの絵柄が個人的に好みです!
色使いがあたたかくて好きです。
まとめ
北欧の画家といえば、私にとってはムンクでした。しかし、今回の展覧会でムンク以外の北欧の画家の絵を鑑賞することができて良かったです。
特にテオドール・キッテルセンの絵柄が素敵でした!
本展覧会に行ったのが日曜日のお昼過ぎでしたが、上野公園内にあるような美術館ほどは混んでおらずゆっくりと楽しめました!
SOMPO美術館に行くことが初めてだったのですが、ゆったりした雰囲気で好みの美術館でした。